2012年11月5日に日本武道館で開催された、ももいろクローバーZによる男性限定イベント「ももクロ秋の2大祭り〜男祭り2012〜」のBD/DVDが2月27日に発売された。
2大祭りなので、もう一方の「女祭り2012」も同梱された初回限定盤BOXセットのジャケットは北斗の拳などで有名な原哲夫先生が手がけた。
原哲夫先生の今祭典への関わりはそれだけではなく、開演前の会場では北斗の拳主題歌「愛をとりもどせ」がBGMとして流れ(BD/DVDでは未収録)、また同公演後半には正道会館最高師範でもある角田信朗さんによる「CR花の慶次-雲の彼方に」の主題歌「よっしゃあ漢唄」が熱唱するというサプライズな演出もあった。
前回の「男祭り2011」は文字通りの男の祭りという感じでしたが、今回は日本武道館という場所柄もあってか、武士道がコンセプトの様だ。
ももクロライブの開演を合図する恒例のovertureの前に突如始まったオープニングセレモニーでは、メンバー5人に加えて、なんと極真会館から支部長や選手などによる総勢40名が参加する圧巻のパフォーマンスを披露。またハーフタイムでは、型や試割りの演武、極真の真骨頂を魅せてくれた。
さらに途中、新日本プロレスからはCHAOSが乱入し、ももクロメンバー達とのプロレス的な展開もあり、格闘技ファンやプロレスファンにとってはたまらない演出だったと思います。
また、ステージ構成も大変面白く、武道館のアリーナ全体を360度のステージと化し、客席をスタンドのみとした独特なフォーメーション。格闘技やプロレスの会場にも通じるような作りとなっていて、これだとどの客席からでも見やすいので、すごく良いと思いました。
ここまで「男祭り」ならではについて特筆してきましたが、肝心のライブそのものはもちろん最高で、前半は無印時代で固めたセットリストでした。後半はこの日初披露の「サラバ、愛しき悲しみたちよ」を含め、Z以降の曲の中からは特にライブ向けな楽曲を中心の選曲構成で、古参新参問わず心底楽しめる内容だったと思います。
この道着風の衣装もおもしろい。よく見ると「ONAKA(腹)」というワッペンがついています。
これはブラジルの老舗柔術衣メーカー「ATAMA(頭)」のオマージュなのですが、そもそも柔術衣をアイドルの衣装にすると言う企画力。とんでもないですね(笑)こうゆうところもまた、僕がももクロを愛して止まない理由のひとつになります。
そんなわけでこの男祭り2012、全編通して大満足の内容でした。
中でも一番気に入ったところはoverture前のオープニングセレモニーかもしれません。
極真会館杉村多一郎支部長と成嶋竜総本部師範代からの直伝による型は本当に勇ましい。元々身体能力が高い上に努力家の5人ですからとてもサマになっています。
また、メンバー達の表情が素晴らしく、楽しそうな佐々木彩夏、活力溢れる有安杏果、無垢な子供の様な百田夏菜子、凛とした玉井詩織、そして無心の高城れに(笑)
まだ本編が始まってもないのに、なんなんだこれは…。こんな凄いものを見せつけられた流れでのovertureですから、高まるってもんじゃないですよ。いやー、荒ぶった!
また、BD/DVDには特典映像としてメイキングが収録されていますが、これはテレ朝動画「ももクロChan」#106を特典映像用に編集されたものだと思います。特典映像と同内容ではありません。BD/DVDを購入された方もぜひ視聴することをおすすめします。
めちゃくちゃ面白い回でした。特に杏果推しの方は必見です!
Comments are closed.